脱 ステロイドの方法
「ステロイドを塗るのを止めると、すぐに炎症が復活してしまいます。」
というご質問を最近多くいただきます。
そこで今回は、ステロイド外用薬から保湿剤への切り替え方について私なりの考え方をお話させていただきます。
まず、ステロイド外用薬ですが、いくつかの文献を調べると、おおむね1ヶ月以上の連続使用があれば、副腎機能抑制などの副作用が現れるとあります。
しかし、外用ステロイドの場合、内服ステロイドと異なり、使用を中止すれば、徐々に副腎抑制などの副作用は回復するともあります。
ただ、気を付ける必要があるのが、ステロイド外用薬の使用を中止すれば、副作用は回復していきますが、そのスピードが個人差があり一概には言えないですが、とてもゆっくりだということです。
そのため、ステロイド外用薬の使用を急に止めると、まだ副腎機能が抑制された状態ですので、炎症を抑える機能がまったくなくなり、強い炎症がでてしまうのです。
そこで、必要となるのが、
「ステロイド外用薬の使用を徐々に止める」ということです。
この方法については、医学文献などを読むと、
「非ステロイド外用剤に切り替えるには、
炎症が再燃しないことを確認しながら、
徐々に塗る頻度を下げていったり、
ステロイド外用薬のレベルを下げていく必要がある。」などと書かれています。つまり、
「炎症を極力出さないようにバランスをとりながら、 ステロイドの使用量を徐々に減らし、
副腎機能を正常に戻していく。」ということが必要になるのです。
最初一番強いステロイドを1日2回塗り、しばらくして1日1回、2日1回にした後、低いランクのステロイドに切り替えて、また1日2回、1日1回・・・と。
最初はエッセンシャルオイルの含まれた保湿剤を使用していなかったので、徐々にステロイドを止めながら、2ヶ月ほどかけて、最後はワセリンだけを塗るようにしてステロイドの使用を中止してみる。
また、ワセリンの代わりに保湿剤使用し、最初からステロイドと併用しながら
すると、エッセンシャルオイルの抗炎症力も手伝って、途中でほとんど炎症を出すことなく、ステロイド使用をやめることができたという例ました。
それからしばらくは保湿剤だけで強い炎症を出さずコントロールできていましたが、体調を崩した再に炎症が再発したため、再度ステロイドを使うことにしました。
しかし、そのとき、手元にレベルの違う複数のステロイドをそろえていなかったので、別の手段をとりました。
その方法は、十分に炎症が抑えられる強さのステロイドで炎症を抑えた後、ステロイド使用頻度やレベルを下げるのではなく、最初に使ったステロイドを、薬局で買った白色ワセリンで薄めて使用するという方法でした。
最初はステロイドをそのまま使い、1週間ほどで炎症を抑えた後、フタのついた広口のガラス容器にステロイドを入れ、そこに同量のワセリンを入れ2倍に薄めたものを塗りました。その間もエッセンシャルオイル入りの保湿剤は併用しました。
正確な日数は覚えていませんが、その後1、2週間おきに、4倍、8倍などとステロイドをワセリンで薄めたものに切り替え最終的に64倍まで薄めて最後はエッセンシャルオイル入りの保湿剤に切り替えました。
そして、この方法で、ステロイドの使用を止めて保湿剤だけにし、その後、エッセンシャルオイルの力だけに頼りながら、最終的には保湿剤を塗らなくても炎症が復活しないところまで持っていきました。
どちらの方法が良いかは正直わからないですが、ステロイドを薄める方法は私が勝手に自分の責任で行った方法で、医療文献などでは、ステロイドのレベルや使用頻度を変える方法が書かれています。
そのため、皮膚科でレベルの異なるステロイドをきちんと処方してくれる場合は、皮膚科医に相談しながら最初の方法でやられるのが良いのではと思います。
ステロイド外用薬は、副作用が怖いという理由から、今まで長期で使われてきた方が、急にスパッと使用を中止するケースが多く見受けられます。
しかし、いったんステロイド外用薬を長期間継続して使ってきてしまった場合は、ある日突然「もう絶対に使わない」というのではなく、「うまく止めるために、ステロイドにもうひと働きしてもらうことも必要なのでは」、というのが私の考えです。
